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日本にはAI関連企業が300社以上あると言われています。その中でもマーケティングや業務管理、あるいは教育や医療分野に多く採用されているようです。

工業分野では電力などのエネルギー関連にAIの導入が見られ、化学工業分野でも素材開発の効率化を目指してAIが導入されています。また化学プラントの運転管理に使用しているDCS(分散制御システム)には膨大なデーターが蓄積されており、このデーターを用いて生産管理や製品に品質管理を効率的に行う上で、AIは極めて大きな貢献をすると思われます。

しかし、プロセス設計の分野ではAIを使った例は余り見かけることが出来ません。そこで「プロセス性能の予測にAIを使ったらどうなるのか」と考えてみました。その具体例については次回の更新で紹介します。

Engineering Service(業務内容)

コムテック・クウェストは化学や環境、そして発電までの広範囲に渡るプラントビジネスに対して、エンジニアリングサービスを提供いたします。

  1. プロセスシステムを対象とした調査検討やコンサルテーション業務、改良開発や商業化までの支援業務
  2. プロセスシステムに関する概念設計や基本設計および詳細設計などのプロセスエンジニアリング業務、試運転における援助やプロセスエンジニアへの教育研修と講習
  3. エンジニアリング・ソフトの開発制作やIT化に関するコンサルテーション業務など

調査検討(コンサルテーション)

経済性調査検討

  1. 化学、環境およびエネルギー関連のプロセスプラントのプロジェクトをスタートするためには、最初に経済性検討(feasibility study)が必要となります。
  2. この経済性検討を行うためには、原料や製品あるいはユーティリティーの単価や原単位、プラントの建設費および毎年のメンテナンス費用を設定し、償却年数を計算します。
  3. コムテック・クウェストは豊富なデータをもとに、この経済性検討を行い、同時に浮上する技術的問題点を把握し、最適な実行プランを提案いたします。

研究開発と商品化までの支援業務

  1. プロセスを新規開発する、研究開発の段階から将来の商品化を念頭に置いたエンジニアリング的アプローチが必要となります。そのためには、初期の段階からプロセスプラントをイメージして、常にコスト意識を持って改良開発を行う必要があります。
  2. コムテック・クウェストは、プロセスの開発から商品化までのエンジニアリングアプローチを今まで多く経験しておりますので、開発から商品化までの時間と費用を最適化出来る方策を提案し実行します。
  3. これからのプロセスプラントは環境に対する負荷を低減したものでなければなりません。そのためにはプロセスプラントのみならずユーティリティーシステムの最適化が必要となります。コムテック・クウェストは環境負荷を考慮したプロセスを提案します。

エンジニアリング

概念設計や基本設計から詳細設計

  1. プロセスの商品化への準備が終わると、その段階までに蓄積した技術的データをもとに概念設計や基本設計を行い、機器形式の選定や機器配管計装などの仕様を決めていくことになります。
  2. 機器などの仕様が決まれば、メーカを選定し詳細な設計に移行します。
  3. コムテック・クウェストは、概念設計から詳細設計までのエンジニアリング業務について多くの知見を有しておりますので、お客様の体制などを考慮して最適なエンジニアリングスコープを提案いたします。
  4. スコープが決定されれば、責任を持ってエンジニアリングを遂行いたします。

エンジニアリングサービス

教育研修

プロセスエンジニアの育成と運転支援

  1. プロセスエンジニアの育成には多くの時間と費用が必要となります。特に新規事業を展開する場合、その結果はプロセスエンジニアの能力に大きく左右されます。
  2. コムテック・クウェストは、貴社のプロセスエンジニアを指導教育しながら、スムーズな新規事業への展開をお手伝いいたします。
  3. プロセスプラントの運転には熟練したオペレータが必要ですが、近年、確保することが難しい状況になってきました。このような状況を克服するためには、オペレータへの教育と自動化あるいは省力化が必要となります。この面でも、ハード・ソフトの両面からお手伝いさせていただきます。

業務改善

業務のIT化と生産性向上

  1. 製造ラインと比べて、管理部門あるいはスタッフ部門の生産性は低い言われています。その理由は、技術の進歩とともに膨大な情報が管理部門あるいはスタッフ部門に流れ込み、その情報の編集整理に多くの時間が割かれているからです。
  2. そのために本来の業務である生産管理や品質管理が疎かになり、顧客からのクレームが増加することもあります。その対応策として、ITツールを導入したり外部から人員を増強したりしているが、なかなか効果が目に見えてこないと悩んでいるエンジニアが多くいるのも事実です。
  3. コムテック・クウェストは、プラントエンジニアリングの現場での経験から、コストを時間を考慮して必要最低限な対策を検討し、IT化を含めた提案をさせていただきます。また、IT化に必要なプロセスエンジニアリング・ソフトの開発制作を行います。

セフティエンジニアリング

リスク解析とセフティプロテクション

  1. プラントのグレードは製品の品質と安全度から決まると言ってもは過言ではないでしょう。運転やメンテナンスにおけるトラブルは、エンジニアリングの些細なミスや取りこぼしから始まります。
  2. このようなエンジニアリング上のミスを根絶することは不可能だとあきらめていないでしょうか。
  3. コムテック・クウェストはエンジニアリング上のノウハウとHAZOPやFMEAなどのリスク解析手法に多くの知見と経験を有しており、セフティエンジニアリングの遂行はもちろん、貴プラントの安全度診断や対応策を提案いたします。

プロセスプラントとは

プロセスプラント(Process plant)とは原料から製品を作る主要設備で、水処理設備などのユーティリティー設備(Utility facility)やタンクヤード(Tank yard)に対比して用いられている用語です。


ライセンサーとエンジニアリング会社

プロセスエンジニアリングはプラントの企画から設計・建設、そして試運転に至るプロジェクトで行われるエンジニアリング業務の一つで、プラントシステムつまりプロセス全体に関わる設計業務です。
例えば、あるプロジェクトにおける業務分担が以下のようであったとします。

  1. プロセスライセンサー(プロセス所有者:process licenser)がプラントシステム(プロセス全体)の概念設計を行う。
  2. それをもとにエンジニアリング会社が基本的な設計を行う。
  3. その後の設計業務(機器設計や配管・計装・電気・土建設計など)をエンジニアリング会社もしくは他のエンジニアリング会社あるいは設計会社が行う。

1.の概念設計と2.の基本設計がプロセスエンジニアリングにおける主要な業務で、プロセスライセンサーが行う概念設計を狭義のプロセス設計と呼ぶことにします。このような分け方は、一般的なライセンスド・プロセスでしばしば見られる形態です。

工程とは

工程とはプロセスプラントを構成する単位で、一工程=一機能を意味しています。一つの工程には一つ以上の機器や設備が含まれており、それを結ぶ配管や、制御のための計装機器や電気機器などが属しています。例えば、合成反応を行う工程は”合成反応工程”と呼ばれ、そこには合成反応器と関連する熱交換器や分離槽などが含まれています。


原単位とは

原単位とは、単位製品当たりの物量やエネルギーの消費量のことです。例えば水素プラントの主な原単位には以下のような項目があります。

  1. 原料原単位:単位水素量(Nm3)当たりの原料の消費量で、原料が天然ガスであれば原料NG(natural gas)原単位とも呼ばれます。
  2. 燃料原単位:単位水素量(Nm3)当たりの燃料の消費量で、原料と同じく天然ガスであれば燃料NG(natural gas)原単位とも呼ばれます。
  3. 原燃料原単位:原料原単位と燃料原単位を合計したもので、原料および燃料が共に同じく天然ガスであれば、NG原単位あるいはTotal NG原単位と呼ばれます。これら三つの原単位の単位は、Nm3/H2-Nm3、あるいは熱量換算でkJ/Nm3-H2などと表記されます。