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日本にはAI関連企業が300社以上あると言われています。その中でもマーケティングや業務管理、あるいは教育や医療分野に多く採用されているようです。

工業分野では電力などのエネルギー関連にAIの導入が見られ、化学工業分野でも素材開発の効率化を目指してAIが導入されています。また化学プラントの運転管理に使用しているDCS(分散制御システム)には膨大なデーターが蓄積されており、このデーターを用いて生産管理や製品に品質管理を効率的に行う上で、AIは極めて大きな貢献をすると思われます。

しかし、プロセス設計の分野ではAIを使った例は余り見かけることが出来ません。そこで「プロセス性能の予測にAIを使ったらどうなるのか」と考えてみました。その具体例については次回の更新で紹介します。

業務分野(Plant Business)

コムテック・クウェストはプラントビジネス分野におけるプロセスエンジニアリングを提供いたします。

化学分野、発電・エネルギー分野および環境分野のプラント・装置・設備などの企画調査・経済性検討、改良設計や商品開発から設備管理を含めた総合的なプロセスエンジニアリングを提供いたします。
また、プラントや設備に付帯する電力、冷却水、温水、スチームなどの用役(ユーティリティー)設備についても、プロセスエンジニアリングを提供いたします。

化学プラント

水素&CO、メタノールおよびエタノール、アンモニア、高機能高分子

  1. 近年、自動車用燃料として注目を浴びている水素やCOなどの無機化学プラントの開発から設計と運転支援。
  2. 燃料として有望なメタノールやエタノール製造プラントの開発から設計と運転支援。
  3. 新しいエネルギーキャリアとして注目を浴びているアンモニアプロセスの小型化開発
  4. 半導体製造など先端分野に使用される高機能高分子製造などの石油化学分野の開発から設計と運転支援。
  5. ガス処理や石油精製などの設計と運転支援。

多品種少量生産、バッチプラント

  1. 高付加価値商品の特徴である多品種少量生産に適しているバッチプラントの開発から設計、そして業務改善までのトータルエンジニアリング。特に重合槽など撹拌槽の流動および伝熱設計を専門としています。

環境プラント

バイオマス・廃棄物からの製品

  1. バイオマスなどを原料とする水素やメタノールあるいはエタノールなどの製造プラントの開発から設計。
  2. 廃棄物を原料とする高機能高分子製造プラントの開発から設計と運転支援。

温室効果ガス、排ガス・廃液、環境改善

  1. CO2やメタンなどの温室効果ガスの処理プラントの開発から設計。
  2. 排ガスや廃液などを無害化する処理プラントの開発から設計。

発電プラント

原子力有効熱利用

  1. 高温ガス化炉などの有効熱利用を考えたプロセスの開発から設計。例えば高温水蒸気電解プロセスを利用した水素製造プラントなど。

高経年化対策業務

  1. 高経年化対策業務報告書作成への支援。
  2. 上記に伴う業務改善支援で、データベースシステムの構築なども含みます。

ユーティリティー設備

基本仕様と基本設計

  1. プロセスプラントに必要なユーティリティーである電気、水、空気、窒素、燃料などの基本仕様決定の支援。
  2. 各ユーティリティー設備の基本設計の実施。

システム構築と最適化設計

  1. スチーム・温水・熱媒油などの加熱システム構築と、エネルギー消費量などの最適化。
  2. 冷水・ブラインなど冷却システムの構築とエネルギー消費量などの最適化。

プロセスユニット

ガス化・液化、改質・転化・合成、撹拌、伝熱

  1. 天然ガスから石炭までのガス化あるいは液化技術導入支援と基本設計援助。
  2. ガス化以降の改質・転化・合成などの技術導入支援と設計援助。
  3. バッチプロセスにおける主要操作である撹拌槽の基本設計支援。
  4. 各種伝熱機器の設計支援。

プラントの定義

原料を加工して製品を作る設備の有機的集合体で、生産量であれば年間数トンから数百万とまでの規模になります。原料には石油や天然ガスなどの“化石原料”や木材などの“バイオマス”あるいは鉄鉱石等の“地下資源”があり、製品にはプラスチックや医薬品などのマテリアルと電力などのエネルギーの二つがあります。

プラントの種類:製品分類

  1. 化学系プラント
  2. バイオマス系プラント
  3. 素材系プラント
  4. 食品系プラント
  5. 医薬系プラント
  6. アグリ(農業)系プラント
  7. 海洋系プラント
  8. 鉱山系プラント
  9. エネルギー系プラント
  10. 環境プラント

化学系プラント

化学系プラントの原料は石油や天然ガスなどの化石原料系と木材などのバイオマス系の二種類があります。ただし、エンジニアリング技術は共通です。

  1. 石油精製プラント Oil refinery
  2. 石油化学プラント Petrochemical plant
  3. 無機化学プラント Chemical plant
  4. 都市ガスプラント Town gas plant
  5. 液化天然ガスプラント LNG plant
  6. バイオマス化学プラント Biochemical plant

素材系プラント

素材系プラントは化学系プラントと違い、鉄鉱石や木材あるいは石灰石などの固形物質を主に原料として使用しているので、設備や機械の形態が大きく異なっています。

  1. 製鉄プラント Iron mill, steel plant
  2. 紙パルププラント Pulp and paper mill
  3. セメントプラント Cement plant

食品系プラント

食品系プラントには食品工場と飲料工場の二つがあり、出来るだけ人が介入しないように自動化され、さらに衛生上の面から標準管理手法であるHACCP(Hazard Analysis and Critical Control Point)により工程が厳しく管理されている。

  1. 食品工場 Food factory
  2. 飲料工場 Beverage plant

医薬系プラント

医薬系プラントはGMP(Good Manufacturing Practice)と呼ばれる「医薬品等の製造 管理および品質管理に関する基準」により設計から生産まで厳しく管理されています。
工場内における製品の飛散による従業員への損傷や、製品への微量混入を防ぐためにクリーンルームが多用されているので、建築設計に1日の長がある建設会社が主体となって受注することが多い。

  1. 原薬工場
    Active pharmaceutical ingredients factory
  2. 薬品工場 Medicine factory
  3. 化学薬品工場 Chemicals factory

エネルギー系プラント

エネルギー系プラントの主体は電力プラントで従来の火力・水力・原子力発電プラントに加え、太陽光発電プラントやバイオマス発電プラントが再生エネルギーへのシフトから増加している。

  1. 火力発電プラント Thermal power plant
  2. 水力発電プラント Hydro power plant
  3. 原子力発電プラント Nuclear power plant
  4. 太陽光発電プラント Mega solar
  5. バイオマス発電プラント Biomass power plant

鉱山系プラント

鉄鉱山や銅鉱山などの地上系や海底油田などの海洋系などの鉱山系プラントは世界各地で商業化されていますが、何かしかのプラントトラブルにより環境に大きく影響しますので、化学系やエネルギー系と同様に安全対策の充実を図る必要があります。

アグリ(農業)系プラント

アグリ(農業)系プラントは世界的な天候不順からこれから発展する分野と思われます。近年、都市部を中心に建設されている野菜工場はその先駆けと考えることが出来ます。また、ブリやマグロなどの養殖漁業は海洋系プラントの先駆けと捉えることが出来ます。

環境プラント

環境プラントは排ガスや廃液の処理設備や下水処理場、使用済み溶剤の回収と再利用を目的とした処理設備、都市鉱山からの貴金属などの資源回収や生活ゴミからのバイオガスの生産などもこの範疇に入ります。
これらの設備を利用することにより、環境負荷の低減とエネルギーの再利用が可能となります。