縦型容器の容量計算
液面低下と滞留時間
反応器や分離槽あるいは塔などの容量を知っておくことは非常に重要です。
例えば分離槽で分離された液体を圧送あるいはポンプにより他の機器に移送する際、ある程度の液量が分離槽下部に貯まっていなければ、何らかの運転ミスで液面が低下し続けていくことで分離槽に貯まっているガスが下流に漏れて大きな事故に繋がります。
そのために分離槽下部の液量を下式に示す滞留時間として3~5分以上に設定するのが一般的です。そのためにも容器の容量計算が必要です。
滞留時間[min]=液量[L]÷送出量[L/min]