|
A
- addstream:合流の意。二個以上のストリームが合流すること。その逆がsubstream(分割)やseparation(分離)である。
- approach temperature:アプローチ温度。平衡温度からのズレを示す。触媒の初期活性ではアプローチ温度は0℃であるが、活性が低下していくと平衡状態からのズレが増大するので、設計では適切なアプローチ温度を設定する必要がある。
B
- back pressure:背気。back pressure turbineは背気タービン。
- bared tube:リフォーマー対流部のフィン付きでないコイル(チューブ)のこと。フィン付きはfinned tube。
- boiler:一般には水を加熱蒸発させてスチームを作る機械あるいは設備。燃料は重油は天然ガスなどが狩猟である。作られたスチームは工場用ユーティリティーやスチームタービンの駆動用として利用される。
- boiler feed water:ボイラーに供給される水をボイラー給水(boiler feed waterまたはBFW)と言う。
- boiler water:ボイラー水または缶水と言う。ボイラーの水ドラムあるいはスチームドラム内の水。
- by-product:副産物あるいは副製品
- burner:バーナー。燃料の種類によりガス焚きバーナーや重油バーナーなどがある。
C
- case study:プロセス条件の一部を変えて、対象であるプロセス性能の増減を求め、プロセスを最適化する試み。例えば、水蒸気改質温度を変えながら水素生産量の増減を求め水素原単位の最適化を図る試み。
- cataryst:触媒。触媒還元はcataryst reduction、触媒毒はcataryst poison。
- chilled water:冷水。cold waterとも呼ばれるが、プラントではchilled waterが一般的に使用されている。
- chiller:冷凍器。
- circulation:循環。circulation pumpは循環ポンプ、それでは循環圧縮機は?答えはcirculatorすなわち循環機。
- combustion air:燃焼用空気。燃焼加熱炉に使用される空気。この燃焼用空気の予熱器をcombustion air heaterという。
- component:成分あるいは組成。例えば、天然ガスの主成分はメタンである。
- compressor:圧縮機。
- code:標準規格のことで法的な束縛力がある。国内ではJISやJASなどが標準規格として認定されている。
- condensed water:復水。スチームタービンからの排気スチームが凝縮して出来た水。
- condenser:凝縮器。
- condensing curve:凝縮曲線。ガス中の凝縮成分が凝縮していく様子を、温度と熱負荷で表した曲線。
- condensing turbine:復水タービン。流入したスチーム全量が排気スチームとなり、復水として回収される。
- cooling medium:冷媒。refrigerantとも言われる。
- cooling tower:冷却塔
- cooling water:冷却水。
- cooling water citculation system:冷却水循環システム。
- cooler:冷却器。冷却を目的とする熱交換器。同じ冷却でもガス中の凝縮ガスを冷却凝縮する熱交換器は condenser と言われ、低温用途の場合には chiller と言われる。
- cyclone separator:流体を旋回させることにより生じる遠心力を利用して液滴を分離する機器。
D
- design basis:設計基本、プラント設計の基本条項
- design condition:設計条件。種々の運転条件の中から最も厳しい条件を選択して設計条件にする。
- desulfurizer:脱硫反応器。
- demister:デミスタ
- dew point:露点
- distillation:蒸留。蒸留塔はdistillation columnあるいはdistillation towerと訳される。
- drum:ドラム。K.O DrumはKnock Out Drum、つまり気体中の液体粒子をたたき落とすことで気液を分離するドラムのこと。
E
- electric power:電力。単にpowerあるいはelectricityとも言われる。
- enthalpy:エンタルピー
- equilibrium constant:平衡定数
- ethanol:二価のアルコール、エチルアルコールとも呼ばれる。分子式はC2H5OH。
- extraction:抽気。extraction and condensing turbineは抽気復水タービン。extraction steamは抽気スチーム。
F
- feedstock:工業用の原料のこと。原料が天然ガスの場合には、feedstock natural gasと称されることもある。
- feed water:給水。water supplyとも言われる。
- flow:流量の意で使用されている。正式にはflow rateが正しい。単位は、気相であればkmol/hやNm3/h、液相であればm3/hなどが使用される。kg/hは気液共通に使用される。
- flue gas:燃焼排ガス。
- fuel:燃料。燃料には石炭などの固体燃料と、重油などの液体燃料、そして天然ガスなどの気体燃料がある。
- furnace:燃焼炉あるいは燃焼加熱炉。炉効率はfurnace efficincy。
H
- hazop:Hazard & Operability Studiesの略。英国ICI社が考え出した手法で、1977年に「A guide to Hazard and Operability Studies」が発表された。
- heat medium:熱媒。反対語の冷媒はcooling medium
- heater:加熱器。加熱を目的とする熱交換器。同じ加熱でも水を加熱蒸発させてスチームを作る熱交換器は boiler と言われ、低温用途の場合には chiller と言われる。
- heat duty:熱負荷。熱交換器や反応器における熱負荷で、熱損失を含めた負荷をheat loadという。
- heat exchanger:熱交換器
- heat flux:熱流束あるいは熱流密度。単位時間・単位面積あたりの熱移動量で、SI単位系ではW/m2、旧MKS単位系ではkcal/m2hr。
- heat loss:熱損失
- heat quantity:熱量。使用する状況に応じてheat dutyとかheat fluxなどで表記される。
- heat resistant alloy:耐熱合金。リフォーマーチューブに使用されるHK40、IN519、HP-modifyあるいはHP Micro-alloyなど。
- high calorific value:高発熱量。high heat valueとも書かれる。その略称はHCVあるいはHHV。highをgrossに置き換えることもある。この逆はlow calorific valueまたはlow heat value。LHVのほうが通りやすい。
- hot oil:熱媒油あるいは熱油。
- hot water:温水。
- hydrogen:水素の工業的製造法には、炭化水素を原料とした水蒸気改質や部分酸化、石炭のガス化、水の電気分解などがある。また、水素を原料としてアンモニア、塩酸、メタノール、高級アルコールなどが工業的に製造される。また、原油や食用油などの水素化にも使用される。実験室では亜鉛に希硫酸を加えて作る。
- hydrogen recovery ratio:水素回収率。PSAでの性能を表すパラメータで、製品水素量÷改質ガス中の水素量。
I
- indirect cooling:間接冷却。例えばsea water indirect cooling systemなど。
- industrial water:工業用水
L
- Larson-Miller parameter:異なる温度におけるクリープ破断データ(負荷と破断時間の関係)を統一的に整理するためのパラメータ。
- latent heat:潜熱
M
- makeup water:補給水。このほかに補給燃料(makeup fuel)などの例もある。
- mentenance:保守点検
- methanol:メタノールはメチルアルコールとも呼ばれ、最も重要で簡単なアルコールで、日本語では木精と記述される。分子量は32.04で、常温常圧で無色の液体である(沸点65℃)。酸化するとホルムアルデヒドからギ酸を生じる。工業的には水素とCOの反応により製造する。メタノールを原料としてホルムアルデヒド、酢酸やDMEなどが作られる。略語としてMeOHが使用される。これと同じくエタノール(エチルアルコール)はEtOH、ブタノール(ブチルアルコール)はBuOHと表示されることもある。
- MSW (Minimum Sound Wall thickness):コイルチューブの肉厚で不健全層は含まない。この逆は Unsound。
N
- NG:天然ガス、正式にはnatural gas。これを液化したのが液化天然ガスLNGで正式名称は、"Liquified natural gas"
- NPSH:net positive suction headの略称で、有効正味吸込揚程。ポンプ吸込側にてキャビテーションを起こさせないために必要な揚程(圧力)のことで。ポンプ側から要求される最低限の吸込揚程を"net positive suction head required (NPSH required)"、実際にその要求に答えられる吸込揚程を"net positive suction head available (NPSH available)"という。
O
- off gas:PSAにて製品ガスを回収した後の残りのガスでwaste gasとも呼ばれる。 残ガス中には回収しきれなかった水素などが含まれているために、燃料として再利用される。
- operating condition:運転条件
- operation:プラントの運転。通常運転はnormal operationで、その逆はabnormal operation。また、原料を変えたり製品の品質を変えた運転はalternative operationと呼ばれる。
- operation mode:運転モードあるいは運転状態。
- operator:運転員。上級運転員をchief operator、交代勤務での運転員をshift operator、その監督をshift supervisor。全体をまとめる監督をsuperintendentと呼ぶ。
- overheating(overheat):過熱。何らかの原因で通常より高温に達する状態で、加熱炉などのスタートアップやシャットダウン時に見られる現象。設計上考慮すべき重要ポイント。
P
- plant:プラントまたは工場。化学プラントや石油精製プラントなどのように使用される。
- power generation:発電。electric generation、electric power generation、power productionなどの類義語がある。
- power supply:電力供給。electric power supplyあるいはelectricity supplyとも言われる。
- pressure:圧力。SI単位導入前は工業圧力のkg/cm2Gや絶対圧力のkg/cm2 abs、気圧(atm)などが使用されていたが、現在はSI単位のMPaあるいはkPaなどが使用されている。
- process design:プラントのプロセス設計あるいはシステム設計とも呼ばれる。基本設計および詳細設計の出発点となる設計業務。この業務を行うエンジニアをピロセスエンジニア(process engineer)と呼ぶ。
- process plant:プロセスプラント。原料から製品を作る主要設備で、水処理設備などのユーティリティー設備(Utility facility)やタンクヤード(Tank yard)に対比して用いられている用語。
- product:生産物、生産品、製品。副産物あるいは副製品をby-productと言う。
- project:プロジェクト。ある目標を達成するために必要な期間内に作られた組織であり、目標が達成されればそのプロジェクトは解散する。その構成人員は規模(資金や期間、内容)に従って決められ、プロジェクトマネージャー(Project Manager PM)をリーダーとし、その下に複数のプロジェクトエンジニア(Project Engineer PE)がいる。プロジェクトの規模が大きく、エンジニアリング遂行上リスクがある場合には、プロジェクトマネージャー以外にプロジェクトエンジニアリングマネージャー(Project Engineering Manager PEM)をもうけることもある。
- property:物性。
- PSA(pressure swing adsorption):吸着剤を充填した複数の容器内で、加圧減圧を繰り返すことによりガスの吸着脱着を行うことで高純度のガスを得る技術。"H2 PSA"は水素を製品としたPSAで、これ以外に"CO PSA"や"O2 PSA"などがある。
- pump:ポンプ。液体を昇圧する際に使用される回転機器の一種で、ターボ式と容積式に大別出来る。
- pure water:純水。水処理後の不純物の少ない水。
R
- raw material:原料、原材料。raw materialsで使用される。
- raw water:原水。何らの処理をしていない水。河川や井戸から取水される。多くの不純物を含むので、そのままでは工業的には使用できない。そのために水処理設備が用意される。
- reaction:反応。反応器の総称はreactorであるが、個々の反応器には特別な用語が用いられることが多い。例えば、steam reformer(水蒸気改質炉)やnaphtha cracking heater(ナフサ分解炉)など。
- reflux:還流。reflux pumpは還流ポンプ、reflux drumは還流ドラム。
- reformer:水蒸気改質炉の意味であるが、正式にはsteam reformer。
- reformer tube:水蒸気改質管。水蒸気改質炉内に設置される管状反応器でHP材などの耐熱合金が用いられる。
- reformed gas:水蒸気改質炉で改質されたガス(改質ガス)。H2以外にCO/CO2やCH4,N2などを含む。
- retension time:滞留時間。ドラム内液容量を表す。
- risk:リスク。現代において最も重要な言葉(!?)。障害や損害危険性、危険物やその要因。保険におけるリスクは事故によって保険会社に損失が発生する可能性またはその損失額で、金融業界では投資した資金が回収できなくなる可能性。そしてエンジニアリングではシステム障害の可能性を指す。
- rotating machine:回転機。ポンプ(pump)、圧縮機(compressor)、ファン(fan)、ブロアー(blower)、スチームタービン(steam turbine)、ガスタービン(gas turbine)、ハイドロリックタービン(水車)やガスエンジンやディーゼルエンジンなどの(engine)など、多くの種類がある。
- rupture stress:破断応力。クリープ破断を予想する際に使用される強度。破断時間(寿命)は”rupture time”と呼ばれる。
S
- safety:安全あるいは安全性。リスクの逆の意。
- safety shutdown:安全を第1に考えたプラントの運転停止手順。
- safety valve:安全弁。safety relief valveは安全逃がし弁、safety shutoff valveは安全遮断弁。
- scheduled shutdown:予定された運転停止の意味で、emergency shutdownの反対語。
- sea water cooling system:海水冷却システム。
- separator:分離槽、気液セパレータ
- shift:転化という意味で使用されており、"CO shift"は一酸化炭素転化の意味。
- S/C(Steam by Carbon ratio):原料である炭化水素中の炭素と改質用水蒸気とのモル比。水素プラントでは2.5~5。COプラントでは1~2程度にすることが多い。
- shutdown:シャットダウン。停止のことで、定常時のシャットダウンを normal shutdown、緊急時のシャットダウンを emergency shutdownという。
- specification:仕様。原料やユーティリティーなどの仕様と言えば、物質名や組成、あるいは供給温度や供給圧力などを言う。specific heat:比熱
- start up:スタートアップ。起動のことの、定常時のスタートアップを normal start up、緊急シャットダウン後のスタートを再スタート、 re-startupという。
- standard:特定機器などに関する設計基準などを明文化したもの。法的な縛りはないが、遵守せずに何らかの災害やトラブルを出した場合には、それなりの罰則が着せられる場合がある。
- steam:水蒸気。改質用スチームはreforming steam。steam tableは蒸気表
- steam reformer:水蒸気改質炉。reformingには改質という意味があり、石油精製でも使用されているが、コンセプトが違っています。
- stonewall:遠心圧縮機に発生する特異現象の一つ。ヘッド-流量特性曲線上で大流量の低ヘッド領域で起こる現象。流量を増加させますと、性能曲線上、吐出圧力が低くなります。それが行きすぎますと吐出側配管などの抵抗に打ち勝つことが出来なくなってガスが吐出側に流れることが出来なくなり、ガスが圧縮機を逆流する現象。
- stream:ストリーム、原料など装置や機器に流入したり、そこから流出する流体
- stream number:ストリームに便宜上付加された番号
- superintendent:→operator
- surging:遠心圧縮機において機器本体と配管系で発生する自励振動により、圧力および流量が変動する現象。圧縮機のヘッド-流量特性曲線で見れば、小流量の高ヘッド領域でこの現象が見られます。
T
- tank:タンク。ここでのタンクは、槽、貯蔵槽、水槽などの意味で使われている。その他に戦車やタックローリーやタンカーを意味する。俗語では独房、監房、刑務所の意味があるようです。
- temperature:温度。摂氏温度(deg.C)あるいは華氏温度(deg.F)とぞれぞれの絶対温度(deg.K & deg.R)が使用される。
- treatment:処理。例えばwater treatmentは水処理、waste water treatmentは排水処理。それではheat treatmentは?
U
- utility:用役、つまりプラントの運転に不可欠な工業用水や水、燃料などを言う。
- utility facility:用役設備。
V
- vane separator:流体がベーンブレードという板に衝突することにより、液滴を分離する機器。
- vapor pressure:蒸気圧。温度の関数で表現できる。水の蒸気圧の簡略計算方法として、圧力(kg/cm2)を100で除し、その平方根のさらに平方根を求め、100を乗じるとおおよその飽和温度を計算できる。
W
- waste gas:廃ガスあるいは排ガス。例えば燃焼炉から排出される排ガス。
- waste water:廃水あるいは排水。工場やプラントから海や河川に排出される水。排出制限規制内のBODやCODなどを含む。
- waste liquid:廃液のこと。メッキ工場などから排出される液体。
- water treatment:水処理。水処理設備は "water treatment facility"と言われる。
Z |